新しい保護っ子ちゃん。
シェリー。
完全に家猫さんなご様子。
だけど、家を失って放浪していた猫さんの様です。
まぁまぁ、高齢ぽいです。歯も抜けそうな犬歯があります。
保護された当初は倒れていたそうです。
栄養失調だったみたいです。
でも、肉付きは良い方です。
飼われていた時は相当なおデブちゃんだったんではないでしょうか。
栄養失調の後遺症の様で頭が斜めになり、首が揺れます。
と、オシッコは糖尿の子や腎臓が年齢と共に悪くなっている子独特の量と薄さとトロミと甘たるい匂いを含んだ香り。
歳を取ってから、
いままでの住まいを失い、住み方が激変するのはとても悲しい事ですね。
長い歳月を以前の飼い主さんと過ごされた事でしょうから、飼い主さんも手放したくて手放されたのではなく、飼い主さんの身に何かあっての事なのかな?と思います。
キチンと避妊手術されていて、中外をウロウロしていた様子もなく、
外に出されて天涯孤独の生活になり、この体つきで既に栄養失調になってしまうくらいですから、可愛がられていたのだと思います。
この様なペットの背景には孤独死・入院・施設入所などがあると思います。
優しい人間に当たれば、飼い主様の退去片付け等の時にせめてもの思いで、保健所に連絡するのでは無く、外に逃してくれるそうです。
シェリーは幸運が二回あり(逃してもらえたand見かけて保護してくれる人がいた)生きていますが、こんなケースで外でひっそりと亡くなる猫、保健所のガス室で亡くなる犬猫がどれだけいるでしょう。
譲渡活動をしていると、今でも「何歳まで元気で過ごせる確信があるのかな?」と、つい思ってしまう問い合わせがあります。
人が家を手放す時は予期せぬ病気だったり、色々ありますが年齢だけは確実に毎年歳を取りますので、せめても年齢に見合った子のチョイスをしてもらう事でその子だけでなく、他の子も救われるチャンスが訪れるかと思います!
私は高齢の方にもお譲りする様にしています(家族さんのサポート必須な場合にはその様な条件付き)
ペットが先に旅立つ逆算となりますが(^^;;それは、もうごめんなさい。
その子を見送って頂き、また、「もう一回猫と暮らしたい」と思ってくだされば、その時のご年齢に合わせて迎え入れる子の年齢を上げて頂ければ幸いです。
動物と人とが、どの年齢層も手を取り合っていければ素敵ですね!
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