This is my life2020,9,28各集団施設の難しさ

どーも。今回も風邪ラッシュでニッチもサッチも行かない状況で、更新遅れました。

普段から濫用しまくり!お得意の言い訳(^◇^;)

さて、今回は…コロナと母について書きたくなりました。

母が入っている特別養護老人ホームは、当たり前ですが現在面会謝絶です。

なのでここ数ヶ月母には会っておりません。元々、そんなに会いにも行ってない親不孝な娘ですが…。

そんな中「自分で食べるご意志が無くなってしまったので一応、ご一報」とお電話がありました。

元々、頭を強打してしまっているので…意識というのは殆ど無い人間になってしまってはいましたが、ご飯だけはよく食べていました。

私も命を扱う人間として「あ、その日が遠くない気がする…」と思うのは自然な事でした。施設サイドから体調について事前報告の電話がかかって来るのも初めてで…その信憑性は尚更のものかな、と。

コロナの最中、みなさんにはどんな影響がありましたか?

私は自営業なので、悪い影響も受けましたし、良い影響も受けました。

そして、コロナ第一ピーク真っ只中の出産でもやはり良い事と悪い事がありました。(私としてはどちらかというと、強制的に孤独な環境に置かれるのは性分に合っていた様で普段の病院の環境よりめちゃくちゃ過ごしやすくて嬉しかったですが…他のママさんや長期入院しているママさんは、ただでも女性ホルモンの狂いとかが有る中での、面会謝絶の病院の環境に気が狂いそうになってました)

ただ!今回の母の件に関しては何一つ良いと思う事が見つかりませんねえ。

同施設で、このコロナ渦でお亡くなりになられた入設者の方と御家族様の面会は、息が浅くなったギリギリ最後の時に機会を設けて頂いているそうです。

朝に職員さんが廻られると、もう息を引き取られ終えて、死に目に会えないケースも勿論あるそうです。

高齢者さんや病を抱えている方の家族さんにとっては、いつその時がやってきてもおかしくないという覚悟は常日頃から頭の片隅にあるとは思いますが、それが確実に近づいていると把握しながらも会えないというはかなり辛い…というか、ぶつけどころの無い報われ無い気持ちの消化をどうすればいいのか…?

本腰でえらい時代になってしまったと、このコロナ渦を感じる一件です。

正直、息をしてるかしてないかの意思疎通が出来ない瞬間に会っても…仕方ない様な…。せめて、有難うが交わせるくらいの余裕がある時に会わせてもらいたいですね。

第二ピークも過ぎていますし、かと言って普通の生活に戻っていく中で緩やかな第三ピークも来る事でしょう。

今後、コロナは他の感染症同様、共に生きていかないといけない感染症になると思うのですが…これからの介護施設の形態は一体どうなっていくのでしょうか…。

施設に入れてしまえば、会えないというスタイルを続けていけば施設入所者は随分と減るでしょうね。

個人的には母の命の灯火が消えない内に介護施設の方向性がはっきり決まってくれたら良いな、と思うのでした。

そして今年、猫の我が施設は風邪の菌が強かったです。それもこれも、受け継がれていくために施設の菌というのはどんどん進化していくそうです。

犠牲者も出ました。

一般的な炎症を越えて、臓器の炎症まで来てしまう子が多かったです。

施設にいるが故の犠牲者。

私はなんという悪の根元なんだろう?と思います。

施設をすればたくさん助けれるというのは浅はかな夢だと打ちのめされる日々。

コロナ渦の人間社会同様に集団生活というものほど怖いものはない。。。怖くて怖くて仕方ありません。

施設は地獄の場所かもしれません。

大きな動物保護施設なんて要らないのだと思います。個人個人の活動家さんが増えるのが実に良いシステムだと、本当に思います。でも、個人負担はキツイです。それをどうにかしてサポート出来る制度が何かできないものなのか…。。。でも、その前にそもそも「家には置けない…」という愛護家さんが多いのも頭が痛い問題です。

振り返れば、修行中だった頃の各施設の集団生活が故の死や生き地獄をたくさん見て来ました。

病気だけでなく、集団生活から来る動物同士の殺し合いさえありました。

修行中の時は目の前のお世話だけに一生懸命で全然気付きませんでしたが、どの施設の代表も自分が立ち上げた施設のせいで死んでいく、または生きていても死んだ目をしていく、また病に悩む保護っ子達を見てどんなに苦しい思いをしてはったか…今なら分かる気がします。

外野は施設を簡単に批評したりしますが、スタッフの時でさえ分からなかった事、部外者やちょっと手を出したくらいの方がネットで色々書くのは本当に間違っていると思います。

なので、一見、劣悪な状況の施設も叩くのではなく救いの手を差し伸べる気持ちでネットの世界に書いてあげたりしてほしいなぁ〜とも思ったりします。

1番の施設の苦悩。施設はなかなか薬さえ使えないんです。

目の前の1匹を救いたいと使う薬により、耐性菌が出来きそれが引き継がれて行き、将来の子達の死亡が増えるからだそうです。

目の前の1匹か…将来の100匹か…

こんな辛い選択…いつまで精神力が持つのでしょうか…。

でもね、勿論施設で良かったという日々もあるんですよ(笑)自分に呆れます(^◇^;)

揺らぎながら、模索模索の日々が続きます。

ただ5年前より1年前、1年前より今の方が良いですし、これから1年後は今より良い状況のはず。

最近、弱音が多い私に「今後どーするんですか?!」とよく質問が来ますが…

どんな形であるかは分かりませんが、一見衰退の様に見えても私自身が良くしていこうと思って納得のいく形であればそれでいいな、と思います。なのでどうなるか…答えようが正直ないです。

では。今回はこの辺で(^^)相変わらずな長文へのご閲覧ありがとうございました!

家庭内野良ちゃん、里子へ。落ち込む事が多い中、里子に出にくい子が出てくれると少し勇気になって、もうちょっと頑張れる…と思えます。