不妊手術(避妊・去勢)をご検討ください。

人間と共生するにあたり、自然な状態ではなくなった動物たち。

どれだけ工夫しても、人間と暮らすことは自然ではありません。
野良ちゃんは、お外でたくましく生き抜いていますし
違う種が共に暮らすにあたり、弊害はどうしてもあります。

人間と共に、健康でストレスの少ない生活を送るためには
不妊手術(避妊・去勢)は是非ご検討してほしいです。
猫を検診する獣医のイラスト
なぜ必要かといいますと以下のメリットがあるからです。

(メス)
生殖器の病気の予防ができる
発情に伴う体調の変化やストレスから逃れられる
望まない妊娠を避けられる
激しい声で鳴くなどの問題行動を改善できる
(オス)
生殖器の病気の予防ができる
メスを追い求める発情のストレスからの解放
望まない妊娠をさせてしまうことを避けられる
マーキングなどの問題行動を改善できる

適切な時期は大体6か月くらいが理想と言われていますが
野良猫専門の避妊去勢専門の先生いわく、1キロあれば手術は行えるそうです。

姫路にも今年、スペイクリニックさんという避妊去勢専門の先生が来てくださりました!!

値段も猫たちのためを思った低価格に設定してあり、動物愛護に熱心な先生なので
野良ちゃんの鳴き声や繁殖でお困りの方は、ぜひご相談してみてください。
姫路は女性の先生で、とっても相談にのりやすくてお話しやすいお人柄の先生です!

不妊手術はなるべく早期に行うことによって、多くの性ホルモンに関連した
重篤な病気を予防することができます。

今回この記事を書くにあたり、保護するのが正しいの?TNRするのがいいの?と
疑問に思いました。

すごく難しい議題だと思います。

これについては、また語りたいと思うときに取っておこうと思います。
今はとにかく心身のショックから離脱したい。

どうしてなの?と問いたい

こんにちは、ゆずです。

今回のワンルーム多頭崩壊、前回の30頭近い多頭崩壊、他2軒の多頭崩壊を経て
私と郷原さん、そして病院の先生、清掃スタッフの方などに
いろんな影響を残した出来事だったように思います。

その件で、忙しいと言い訳してブログを書けない私と郷原さんをどうか許してください。

今日その話になり、
書きたい・・・でも書けない、でも書かなきゃ、というか伝えたい・・・

そういった会話になり、最近雑談がガチな内容すぎて撮影できないし
帰り間際にいつもいい感じのトークしてるんですけど、撮ってないんですよそういう時!!

で、今日に至っては、それを書いたらいんじゃない?という決着になり
私なりに感じたことをつらつらと書いていこうと思います。
団体の意向でも、代表の意見でもありません。
まだ愛護の世界に入って見聞きするものが新鮮な若輩者の感想です↓↓↓

「多頭崩壊」と聞いて、なんでそうなってしもたん?と思ってしまいますよね。

郷原さんも以前のブログで、

動物を救いたい気持ちが強い人ほど多頭崩壊に近づいてしまう

まさにそうだと思います。

でも、ワンルーム多頭崩壊の事案は
当日に猫の引き取りを依頼され、どういった経緯かもいまいちわからず
今日そちらがこの命を見捨てれば、保健所行きという事実だけがそこにありました。

こんなことを引き起こしてしまった人間の責任は人間が負うべきです。
でも、猫が好きで飼ってたはずの人が、どうしてこうなって、
猫を置いていなくなってしまうようなことをしてしまったんだろうと
誰にも答えのわからないことが、グルグルと頭の中を駆け巡ります。

好きで飼ってたら増えた、知らん間に増えたから育てた

ただそれだけかもしれませんが
動物を飼うのであれば、適切な飼養方法を知りませんでしたでは済まされません。

同等の命であり、実験で殺されたり、人間にいいようにされたりしていいわけがありません。

こんなことを引き起こして、なぜ不妊手術をしなかったんだろうと、怒りがこみ上げます。

初めはきっと数匹しか飼っていなかったはず。
お金が惜しかったのかなんなのか理由はわかりませんが
最初に不妊手術をしていれば、救えたはずの命がいくつあったか
考えるだけ無駄かもしれませんが、私は何で起きたかということではなく
なんで知識を持ってそういうことをしてあげられなかったのかなと考えてしまいます。

飼い主さんに置いて行かれて、突然知らない人が沢山入ってきて
家財を運び出して、逃げ場を失って、捕まえられて・・・・・

どれだけ怖かっただろう、不安だっただろう、つらかっただろう

私や郷原さん、病院の先生にとっても、とても胸の痛い出来事で、
まだどう表現していいかわからないショックで、重力に負けそうなほどです。

そして、その過度なストレスで失ってしまった命に対して本当に申し訳なく思います。


「健康なのにわざわざ体を傷つけるの?」とか
「自然な姿のままにしてあげたい」といった意見を持つ方もいらっしゃると思います。

でも、人間との共存を選んだ時点で既に自然な姿のままではありません。
共存だけさせて、可哀想だからしないというのは、逆にエゴです。

次のブログでは、不妊手術をした方がいい理由について、書きたいと思います。